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【あおもりニュース@東京】青森郷土料理barの店主が発起人、「渋谷の飲食店応援プロジェクト」進行中!

 
全国各地で、地域の飲食店を守る取り組みが展開されています。東京では、渋谷の飲食店を応援するプロジェクトを、道玄坂で青森郷土料理bar「らせら」を経営する棟方ひとえさん(鶴田町出身、東京都在住)が立ち上げました。

「40を越える参加店舗を支えてほしい」との思いで、5月27日(水)まで募集するクラウドファンディングで1,000万円の目標金額達成を目指し、日々奔走しています。

以前、「あおもりっていいなぁ」でご紹介したご縁で、「青森もとても大変な時だと思いますが、東京でもこうして何かしている人がいる事を知っていただけたら。前向きにやっていきましょう!」というエールとともに、応援のお願いが届いたのでご紹介します。

 

渋谷で青森をPRする棟方さん
時短営業しながらクラウドファンディング挑戦

棟方さんは、10年以上前から渋谷で働き、7年前から道玄坂でお店を経営してきました。ねぶたの掛け声「ラッセラー」をもじった店名、店内に貼った青森のお祭りや観光地のポスター、青森から取り寄せた素材で作る郷土料理や地酒などを通して、渋谷で青森を日々PRしています。ねぶたなど夏の祭りに合わせて青森へのツアーを組み、青森ファン拡大にも力を入れています。当初、夜の時間帯だけの営業でしたが、昨年からは弟の壮太さんが小料理「わとな」としてランチタイムの営業を始め、近隣のビジネスマンのお客様も増えたといいます。

棟方ひとえさん(右)と弟の壮太さん

 
しかし、緊急事態宣言を受けて棟方さんは4月8日に予定していた7周年イベントを中止。お店も時短営業に。毎年4月には近隣の飲食店との合同バーベキューを主催するなど渋谷でのつながりも多く、回りの先輩たちに支えられてきたことでお店の移り変わりが激しい渋谷で長く店舗を維持できていると、感謝の思いを胸にしている棟方さん。近隣のお店の窮状を肌身に感じるようになったことから、自身が発起人となってクラウドファンディング「渋谷の飲食店応援プロジェクト」を5月1日にスタートしました。

 

「飲食店は共存共栄」だから
参加42店舗で、共に危機を乗り越えたい!

クラウドファンディングでの応援の方法は、「プロジェクトに参加しているすべての店舗への支援」(お食事券なし)と、「店舗を指定してお食事券を購入」の二つ。当初、控え目に目標設定した300万円は、事前告知も奏功してプロジェクト開始からわずか12時間で達成。参加の42店舗に少しでも多くの支援が回るよう、5月9日現在は最終目標を1,000万円としています。

参加しているお店は、居酒屋、蕎麦屋、イタリアンバル、バーなど様々。「bar 蕾」にむつ市出身のスタッフがいるほか、東北出身の方々が勤めるお店もあるとのこと。

実はパソコンなど機器類の扱いが苦手で、クラウドファンディングもお店を心配してくださったお客様の提案、サポートを受けて、実現したと明かす棟方さん。「いま、渋谷の多くのお店が危機を迎えていて、たくさんの人との出会いを紡いできたお店も減りつつあります。飲食店は共存共栄。また街に賑わいが戻るよう、どうか支援していただきたいです」。青森の良さをこれからも渋谷で発信し続けるためにも、支援をお願いしています。

棟方さんが青森の皆さんにメッセージをくださったのでご紹介します。
↓↓↓

青森の皆様へ

青森もとても大変な時だと思います。
弘前の桜祭り、ねぶた祭りも中止となり、
これからどうしていけば良いのかと模索している方も多いと思います。
でも、来年も桜は咲くし、来年はきっとねぶた祭りも出来ます。

今は感謝と思いやりの気持ちを忘れずに、けっぱりましょう!
自粛中でも、楽しむ事を制限されているわけではありません( ´ ▽ ` )
素晴らしい故郷の青森に、また帰れる日を楽しみにしています!

(編集部・小畑)

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