私の好きなあおもり

杯を手に、地酒で「カンパイ!」 黒石地酒まつり

【つながりましたレポート@青森】

「日本酒の日」に合わせ、全国一斉乾杯も
青森、岩手、秋田の地酒60種を堪能

「日本酒の日」の10月1日、黒石市で初めて「黒石地酒まつり」が開かれました。青森、秋田、岩手の22蔵元から約60種類の地酒が集まり、14時から中町こみせ通りで1次会、17時半からグリーンパレス松安閣で2次会が開かれ、多くの参加者が地酒を堪能しました。

 

1次会:こみせ通りのブースを回って、ほんのりほろ酔い

今年初めての「黒石地酒まつり」は、実行委員会の主催、県酒造組合の共催。平成26年に「地酒で乾杯条例」を県内で初めて制定した黒石市が、岩手県宮古市との姉妹都市締結50周年を記念し、地酒まつりを開催しました。

1次会では、村上武麿実行委員長が「個々の造り酒屋によって創意工夫された酒がこみせ通りに集まっています。地酒はまさに地方創成。歴史的景観を楽しみながら地酒を味わって」とあいさつ。高樋憲市長のあいさつの後、実行委員や参加蔵元が鏡開きをし、参加者も声を合わせて乾杯しました。

 

特設ステージでは、青森市出身の紀行作家で、日本酒の著書を持つ山内史子さんのトークショー(「あおもりっていいなぁ県内交流会」とのタイアップ企画)も行われ、青森の地酒の魅力、日本酒の楽しみ方など、味わい深いトークを展開しました。会場に集まった人達は、“参加証”となるおちょこを手に、こみせ通りに並んだブースを回りながら、地酒やつまみを味わっていました。

 

2次会:250人が参加、きき酒選手権の優勝者は全問正解!

2次会の会場には定員いっぱいの250人が詰めかけ、18時にはインターネット中継で結んだ全国一斉「日本酒で乾杯!」に声を合わせて、「カンパイ!」。会場に並んだ地酒を、地元の料理のほか、宮古市から届いた塩辛や海のキムチ、秋刀魚の塩焼きなどと合わせて、堪能していました。

 

また、全国きき酒選手権青森県予選も行われ、弘前市の猪俣良之さんが7品種をすべて正解し、見事優勝に輝きました。日本酒を本格的に飲み始めて2年目という猪俣さんは、2ヶ月に一度、日本酒好きの仲間と集まり、新聞紙でラベルを隠したブラインドでのテイスティングを楽しんでいるとのこと。「自信はなかったけど、最初の口当たりで選んだ。日本酒が好きなので、これからもみんなと楽しみながら、味わっていきたい」と笑顔で話していました。


アトラクションとして津軽三味線の演奏や手踊りなども披露され、参加者の皆さんは、津軽の空気に酔いながら、ずらりと並んだ地酒を楽しんでいました。(小畑)

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