【あおもり♡ほっこり&応援ニュース@東京】ねぶた師・竹浪さんの吊りねぶた「風神雷神」が東京駅に展示 9/22まで
五穀豊穰を司り、天候を操る「風神雷神」のねぶたが8月7日、JR東京駅構内商業施設地下の吹き抜け空間「スクエアゼロ」に吊り下げられました。制作者のねぶた師・竹浪比呂央さんは「今日8月7日は、ねぶた祭りではナヌカビといって祭り最終日なので、本来であれば私はここでお話できる日ではありません。残念なことに今年の祭りはなくなりましたが、こうして日本の玄関口・東京に作品をお披露目できるのは本当にありがたいこと。展示を機に、東京と日本、青森ねぶたをさらに盛り上げていきたい」と、ねぶたに込めた思いを力強く語りました。
*竹浪さんのトーク(抜粋)は、こちら。
東京駅構内1階と地下1階の北通路周辺エリアにエキナカ商業施設「グランスタ東京」が8月3日に開業したことを記念した展示。既存の地下1階施設「グランスタ」につながるエリアで、鉄道の起点となるゼロキロポストがあることから「スクエア ゼロ」と名付けたエリアは大型デジタルサイネージを備えた東京駅の新たなシンボルとなる多目的イベントスペースです。
その中空に展示されたねぶたについて、当初は東京オリンピック・パラリンピックの天候が安定し、天気に恵まれるよう願って風神雷神を題材にしたという竹浪さん。通行する人達を空中から見守るよう、当日午前3時頃まで吊り下げる位置や面の角度を調整したといい、「コロナ禍によりオリンピックは延期となったが、風神と雷神にはウイルスを吹き飛ばしてほしい」と話しました。
風神と雷神の2体は幅約1.8メートル。通り過ぎる人達は宙に浮かぶねぶたをじっくり見上げたり、1階部分からのぞき込むなどして見入っていました。展示は9月22日まで。
なお、竹浪さんは、「鍾馗様でコロナウイルス退散!」という願いを込めて、病魔退散や学力向上の効力を持つ神「鍾馗」を1日1作ずつ、100日にわたりインスタグラムで公開し、100作描き上げた際には六曲一双の屏風に仕立て『鍾馗百図』として展示公開するクラウドファンディンを、8月19日まで実施中です。ねぶた絵で私たちに元気をくれる竹浪さんを、みんなで応援しましょう!
https://camp-fire.jp/projects/view/288626
(編集長・小畑)