【あおもりニュース@首都圏】2019/2/10 インターン生が監督した映画「寒立馬」が上映されます
「ここに思いが残るから帰ってくるんだ。巣立っても…」
青森県下北郡東通村に暮らしている氣仙修さん(58歳)は有限会社コスモクリエイトで印刷業を営んでいる。寒立馬は東通村の観光資源であり、修さんは観光協会会長として県外からくる観光客、村の子供達に寒立馬の魅力を伝えている。東通村は近年、深刻な過疎化に悩まされており、人口減少の一途をたどっている。そして、寒立馬も絶滅の危機が迫っているのだった。
2019年2月10日(日)、イオンシネマ新百合ヶ丘(川崎市麻生区上麻生1-19-1 イオンスタイル新百合ヶ丘6F)のシアターで、本県最北東端の東通村・尻屋崎の「寒立馬(かんだちめ)」を題材としたドキュメンタリー映画が上映されます。
監督を務めたのは日本映画大学(さいたま市)の学生の吉田信治さん。
埼玉県出身で、もともと民俗芸能に関心があり、地域の文化から題材を探していた吉田さん。そんなときに一冊のパンフレットに写っていた寒立馬と出会ったのが縁で、東通村で学生の実践型インターンシップを受け入れしていることを知り、それに参加することに。
作品は、古くから本州最北東端で人々の生活を見守ってきた寒立馬を通して、村で印刷業を営む会社の経営者を通して、地域で進んでいる過疎化の問題を浮かび上がらせていく内容となっています。
撮影は2018年2月~7月まで。その間、吉田さんは東通村と首都圏を行ったり来たり。その間に村に知り合いは増え、特に中心となって受け入れに協力してくれていた方は「人生について様々なことを教えてくれた良き先輩」と呼べる関係を築いています。
春からは首都圏の映像制作会社に勤めることが決まっている吉田さん。この作品を通して「住民が果てのない問題に向き合ってるということを知ってもらいたい。そしてただ見て終わるだけでなく、作品に登場する住民に会いに行ってもらえる、そんなきっかけになってほしいですね」と語っています。
気鋭の映像作家として、今後の活躍に期待したいですね!
上映会は2月10日(日)12:45開場で、「寒立馬」は16:15~上映開始です。
入場無料だそうですので、ぜひご覧ください!
詳細はこちら! https://www.eiga.ac.jp/sotsusei/jimi05/
(元編集部S)