【あおもりフォト】003.酉年の一代様は碇ヶ関の国上寺
弘前市周辺には「一代様(いちだいさま)」という民間信仰があります。
十二支にはそれぞれに決まった守り本尊(まもりほんぞん)がいて、自分の干支を担当する仏様を大切にしていると、一生守ってくださるという信仰です。
全国的には「一代守本尊信仰」と呼ばれています。
新年にはその年の干支と、自分の守り本尊を奉った神社仏閣にお参りし、一年間の家内安全、無病息災を祈ります。
酉年の一代様は平川市碇ヶ関の国上寺です。
610年に創建された国上寺は、約1400年の歴史があるという由緒あるお寺。
本尊の不動明王は、その座っている姿から「ねまり不動」と親しまれ、津軽三不動尊の一つと言われています。
(2011年撮影)
一代様一覧
子 多賀神社(弘前市桜庭)
丑と寅 求聞寺(弘前市百沢)
卯 天満宮(弘前市西茂森)または最勝院(弘前市銅屋町)
辰と巳 橋雲寺(弘前市愛宕山下)
午 白山姫神社(黒石市袋)
未と申 大円寺(大鰐町蔵館村岡)
酉 国上寺(平川市碇ヶ関古懸)
戌と亥 弘前八幡宮(弘前市八幡町)