私の好きなあおもり

田んぼアートの稲刈りで、老若男女がいい汗

【つながりましたレポート@青森】

もう月暦が1枚めくられ、青森県内には雪の便りが届いてしまいましたが、田舎館村で10月2日(日)に行われた田んぼアートの稲を刈り取るイベント「稲刈り体験ツアー」のレポートです。11月20日(日)、村で行われる「田んぼアート短文芸コンテスト表彰式」を前に、今年の出来秋を振り返ります。

村おこし推進協議会が主催するツアーは24回目。爽やかな秋晴れの下、県内各地のほか、東京都や埼玉県などから1300人がカマを片手に集まりました。

開会式では鈴木孝雄村長が「今年の田んぼアートは24回目でしたが、50回、100回を目指し、田んぼアートを世界に向けて発信していきたい。明日から、来年の図案作成に取り掛かります。来年の田植えに、また会いましょう!」と挨拶しました。

続いて、村のご当地キャラクターで田んぼアートPR特命係長の「米こめくん」のテーマソングに合わせたダンスで準備体操をし、地元農家の方が稲の刈り方を説明しました。

この日、刈り取ったのは第1会場「真田丸より 石田光成と真田昌幸」の背景部分に植えられたつがるロマン。子どもたちは、稲穂が波打つ田んぼに足早に入ると、家族や農家の方々の指導を受けながら、慎重に根本から稲を刈り、畔に置いていました。ある程度、刈り取りが進むと、参加者は協力しながら稲を束ね、棒掛けしていきました。

脇目も振らず稲を刈っていた黒石市の小学生S君は、「どんどん稲が無くなっていくのが楽しい」と、黙々と作業を続けていました。黒石市に住むALT(外国語指導助手)のシェルナット・サラさんは、「春の田植えも面白かった。稲刈りは、稲が堅くてちょっと難しいけど楽しい」と、汗を拭きながら笑顔で話していました。

正午までの約2時間で、おおむね刈り取りが終わると、参加者は提供された豚汁やおにぎりを食べて、疲れを癒していました。

今季の観覧者は、過去最高だった2015年とほぼ同程度の34万人でした。11月19、20日には村役場などで「収穫感謝祭&シクラメン市」が開かれ、20日には「田んぼアート短文芸コンテスト表彰式」も行われます。

「収穫感謝祭&シクラメン市」については、こちら。
http://www.vill.inakadate.lg.jp/docs/2016102700012/files/11-02_syuukaku_posuta.pdf

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