【あおもりびと発見!】「アッと驚く立佞武多」、ぜひ見に来て/福士裕朗さん
立佞武多師:
福士裕朗さん(五所川原市出身、同市在住)
五所川原の街中を高さ約23メートル、重さ約17トンの巨大な山車が毎年3台、街中を練り歩く様は壮観。真下から見上げると首が痛くなるほど高い立佞武多が、「ヤッテマ〜レ、ヤッテマ〜レ!」の威勢のいいお囃子とともに、ずんずん近づいてくると、拍手せずにはいられません。
- 2016年3月、銀座・ソニービルの壁面で見栄を切る立佞武多
- イベントのオープニングセレモニーで挨拶した福士さん
2014年の「津軽十三浦伝説 白髭水と夫婦梵鐘」を製作した立佞武多師の福士裕朗さんは、今年3月、北海道新幹線開業を間近に控えて東京・銀座のソニービルで行われた青函PRイベントに合わせて、立佞武多「義経北光伝説 青森~函館を翔る」を製作。また、7月から目黒区の「目黒雅叙園」で開催中の「和のあかり×百段階段」展においても、高さ5メートルの立佞武多を出展するなど、首都圏での立佞武多や津軽、青森のアピールにも大きく貢献しています。
- 目黒雅叙園「和のあかり×百段階段」展で展示されている小型立佞武多
- 「実際の立佞武多はこの5倍ほどの高さ」と福士さん
- 五所川原市の「立佞武多の館」で展示されている立佞武多の骨組み
その福士さんは、「アッと驚く立佞武多、ぜひ見に来て!!」と、現地で祭りを堪能してほしいと願っています。
祭り前の7月29日、市内で小型ねぶたを制作中の福士さんを訪問しました。中学生の頃から製作を手伝っている高校生の“大ちゃん”は、「だんだんでき上がっていくのが楽しい」と、バスケ部の練習の合間を縫っては小屋に足を運び、2ヶ月の間、ねぶた作りを手伝っています。
「ねぶたを作れるようになるには、時間がかかる。若い人たちに、自分の技術を伝えていきたい」と、福士さん。貴重な技術が、脈々と受け継がれています。
祭りは8日まで。詳しくは、こちら。
http://www.tachineputa.jp/index.php
(編集部・小畑)