「ねぶたエプロン」で青森をアピール
【あおもりニュース@青森】
地産地消レストランが、地元で縫製し販売/青森市
武者が堂々と見えを切る存在感抜群の「ねぶたエプロン」が、25、26日の東北六魂祭を機に、青森市などで売り出されます。販売する創作 農家レストラン「青〜い郷土(もり)」の松山留美子さんは、「ねぶた柄で、どんどん青森をアピールしたい」と張り切っています。
2年ほど前、青森市古川の手芸用品店でねぶたエプロンを見つけた松山さん。「県内外からねぶた祭りに来るお客様を、ねぶたエプロンでお迎えすると喜んでもらえるのでは」と考え、ねぶた柄の生地を作っている東京の業者に縫製を依頼しました。
しかし、同レストラン前の道路はねぶたの運行コースから外れていたため、実際には大きな売り上げにはなりませんでした。松山さんは五所川原市在住、共同経営者の斉藤ひろ孝さんは弘前市在住だけに、市内の運行コースを知らなかったのです。
とはいえ、せっかく作ったエプロンを少しでも知ってもらおうと、レストランではもちろん、テレビの料理教室講師として出演する時や、都内で開かれた青森食材をアピールするイベントでも着用したところ、「欲しい」「買いたい!」といった声が寄せられました。
そこで、松山さんと斉藤さんは、改めてねぶたエプロンの製造・販売を手掛けることを決心。地元の素材を使った地産地消の料理を提供している同レストランだけに、「せっかく地元由来のエプロンを作るのだから、縫製も地元の人の手で」と考え、市内の社会福祉法人シオン福祉会「待望園」で就労経験を積む皆さんに縫製を依頼しました。
「施設のみなさんが東北六魂祭に間に合わせて、まず500枚を作り上げてくれました。綿100%、厚手の生地なので、ヘビーユースにも耐えられます。六魂祭にいらした方は、ぜひ手に取ってみて」と、自信を見せる松山さん。斉藤さんは「買って下さった方が、エプロンを見て青森やねぶた、青森で食べたものを思い出してくれれば。そして、青森県産食材で料理して下さるようになれば嬉しい」と、話します。
今後は、弘前のねぷた、五所川原の立佞武多をデザインしたバージョンも含めて、さらに1700枚を作る予定。
ねぶたエプロンは、1枚5,400円(税込み)で、売り上げの一部は青森市社会福祉協議会に寄付します。青森市内では同レストラン、青森県観光物産館アスパムで、都内では青森県アンテナショップ「あおもり北彩館東京店」などで購入できます。
お問い合わせ、購入については、同レストラン(TEL 017-757-8085)へ。
☆お店データ☆
創作 農家レストラン「青〜い郷土(もり)」
住所:青森市古川1-14-3
営業:10:00〜19:00(木曜定休)
https://www.facebook.com/aoimori/
(編集部・小畑)