【報告】あおもりっていいなぁ交流会in青森(後編)
青荷温泉を出発!
朝食はイワナの甘露煮、貝焼味噌風の小鍋などをいただき、あずましい青荷温泉に別れを告げました。
黒石市内をまち歩き
昨日のトークゲストで、NPO法人横町十文字まちそだて会代表の村上陽心さんのご案内で、古き面影の残るこみせ通りや侍屋敷があった場所を古地図を見ながら確認しました。大正13年に建造され、唐破風屋根の火の見櫓をいただく黒石消防団第三分団屯所では、昭和3年から現在まで現役で活躍している消防自動車を見学。
- 数々の昭和の名曲を生み出した上原げんとさんは、村上さんのご親戚ということで、私設資料館を見学♫
- 老舗の造り酒屋「中村酒造」さん。近年人気の「中村亀吉」の酒蔵です
- 「しとみ」と呼ばれる板戸は、今で言うブラインド。全部上げると「出入り口」に
- “こけしの町”をマンホールでもPR
- 重量感のあるボディがカッコイイ、現役としては国内最古の消防車。でも運転席に窓がありません
- 趣のある古い建物にも出会えます
- 蔵を改築したオシャレなレストラン
老舗の和菓子屋さん「松葉堂まつむら」では、大正天皇も味わわれたという銘菓「干梅」をご馳走になり、文化3年(1806年)創業の造り酒屋「鳴海醸造店」で新酒を試飲させていただくなど、「美味しいおもてなし」を受けました^^
- 松葉堂さんの「干梅」はほのかな紫蘇の香りと白あんが絶妙
- 4代目と5代目の方がおもてなししてくださいました
- 老舗の造り酒屋「鳴海醸造」さん。「菊の井」などの試飲ができます
- 造りたての新酒は、フレッシュな味わい
銭湯をリノベーションした「松の湯交流館」で交流会
ここでは、県内5市町の地域おこし協力隊の方々が大集合。初日からご参加くださった青森市の清水輝之さん、野辺地町の阿部博一さんの他に、弘前市の米山竜一さん、田子町の川名美夏さん、南部町の岩城美果さんが駆けつけてくださいました。
黒石市のご当地グルメ「黒石つゆやきそば」のほか、県内各地で愛されているけの汁、せんべい汁、くじら汁の汁もの3種に、べごもちや干し餅などお餅各種でお腹を満たしていただきました。
- かつて多くの人が集まっていた銭湯「松の湯」はリノベーションされて新しい「集いの場」に
- 残されているお風呂場では今、インターネットが使えます
- 焼きそばをそば出汁で最後に煮るのが村上さん流
- 主に下北で食べられるくじら汁は塩味ベースで、くじらの脂のコクがあります
- 海老の天ぷらが添えられているのが村上さんのお店の特徴
各地域の現状を知り、「できること」を考える
交流会では、協力隊の皆さんに活動の状況や地域の方との触れあい、暮らしやすさなどについてお話いただきました。続く意見交換では、参加者の皆さんにも、「地域、ふるさとを楽しくする方法」について発表していただきました。
- 青森市の清水さん(右)
- 弘前市の米山さん(中)
- 野辺地町の阿部さん(左から3人目)
- 田子町の川名さん(左)
- 自ら開発した菊の漬物を紹介する南部町の岩城さん
「昔の写真を見ながら、今の場所を探す」「普通に暮らす人の素顔を見える化して、『青森の人』をPRする」「文化施設が共通の年間パスポートを作れば、足を運ぶ人が増えるのでは」といった意見やアイディアが出されました。
最後は、元銭湯ブースに移り、「くろいしっていいなぁ!」といいながら“あおもり県ポーズ”で記念撮影(米山さん撮影)。たくさんの方と触れ合い、お話を通して知った「地域の情報」「地域への思い」をお土産に持って、帰途につきました。ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!