7/1〜8/28、「和のあかり×百段階段」展
- 開催期間
- 2016年7月1日(金)〜8月28日(日)
- 開催時間
- 日曜日〜木曜日10:00〜18:00(最終入館17:30)、金曜日・土曜日10:00〜19:00(最終入館18:30)
- 場所・会場
- 目黒雅叙園(東京都目黒区下目黒1-8-1)
- 入場料・参加費
- 前売券 1,000円(園内前売800円)、当日券 1,200円、学生600円
- 主催
- 目黒雅叙園
- お問い合わせ先・その他
目黒雅叙園 tel 03-5434-3140
今年の夏も、東京で「ねぶた」に会える!
目黒区の結婚式場「目黒雅叙園」が開催する「和のあかり×百段階段」展(7月1日〜8月28日)で、青森市のねぶた師・内山龍星さんと弟子の立田龍宝さんが制作した青森ねぶたが展示されます。
同展は、昨年に続く2回目の開催。先日、内山さん、立田さんがねぶたを搬入、仮組みしたねぶたが先行公開されました。都の有形文化財でもある木造建築「百段階段」の中でも最も豪華といわれる「漁樵(ぎょしょう)の間」に展示されました。
内山さんと立田さんは雅叙園からの依頼を受けて、初の師弟競作となる「勧善懲悪 閻魔」を4月から制作。内山さんが以前制作した閻魔の顔にほれ込んだ雅叙園担当者からの熱いリクエストを受けて、通常の倍の高さとなる2.4メートルの閻魔と、それに対峙する鬼を制作。立田さんは、今にも動き出しそうな躍動感のある龍と、鬼の脇でゆらめく炎を作りました。
11トントラックで運んできたねぶたを人力で運び上げ、窓から搬入したり、「閻魔」の右腕の袖が入り口の梁ギリギリの高さにおさめたりと、展示には苦労もあったとか。
その甲斐あって、満足できる構図ができたという内山さん。「室内の絵との調和を楽しんで欲しい。ねぶたは顔が命。その大きな顔をこれほど間近に見ることができるのは、この会場ならでは。目や口元のシワの描き方など、墨の線1本1本の鋭さや筆の動きをじっくり見て欲しい」と、見方を指南。
17年習った師匠との競作は緊張したという立田さんは、「龍の口の中や角の細かい造作、色の濃淡などを、いろいろな角度からじっくり見て欲しい」と、アピールしていました。