【あおもりびと発見!】「雨ふらしカルテット」が青森で“恩返しライブ”
ジャズ、ロックバンド「雨ふらしカルテット」:
Vo 葛西孝道さん(青森市出身)、Bass 野月隆志さん(十和田市出身)
8月12日に十和田、13日に青森でライブ
新アルバム「背水の新」発売記念、故郷で演奏♫
東京を拠点にライブ活動を展開するバンド「雨ふらしカルテット」のジャンルは、ひと言で形容しにくい。ブルース、ジャズ、ファンク、ソウル、ロックと、曲が変わるたびに音世界がガラリと変わるからだ。
今年7月、東京都・中目黒で開かれた青森県人のトークイベントに、飛び入り参加した。演奏が始まると、途端に場の空気が熱くなった。シャウトし、次にスイングしたかと思えば、しっとりと歌い上げる演奏に、観客は手拍子を送り、静かに酔い、演奏後は大きな拍手に包まれた。
今年1月、満を持して製作したフルアルバム「背水の新」をリリース。タイトルには「背水の陣を敷くくらいの意気込みで、新しい世界を始める!」との思いを込めた。このアルバムとともに、8月12日に十和田市、13日に青森市のライブハウスに立つ。
ボーカル、トランペットの葛西孝道さん(青森市出身)が中心となって初期の「雨ふらしカルテット」が結成されたのが2004年。その4年後にベースの野月隆志さん(十和田市出身)が加わり、現在はピアノのサーカス田中さん、ギターの鈴木孝夫さん、ドラムの佐々木拓也さんの5人がメンバー。「カルテット」が表す「4人」にこだわらず、自由なスタイルで活動している。
主に作詞作曲を担当するのは葛西さん。子どもの頃の津軽での体験を基に曲を作るだけに、そこここに「どこか懐かしい景色、懐かしいメロディ」が潜む。
野月さんは、十和田工業高校の在学中にバンド活動を始め、就職で上京してからも活動を続けてきた。「青森に何年も帰らなかった時もあり、東京でカッコつけてやってきた。でも最近、今も音楽をやっていられるのは青森に育てられたおかげだよねと、葛西と話している」と、気持ちの変化を話す。
アルバム発売後、各地でライブを開くたび、いい手応えを感じている。そして最近、MCを津軽弁で通すようになった。「関西では話の内容がサッパリ伝わってなかったけど、笑いが起ましたね。津軽弁、ウケてました(笑)」と野月さん。年内にも次のアルバムをリリースし、全国を回りたいと考えている。
ライブは、青森県内では1年ぶり、青森市では初めてのライブハウスでの開催。「二人の故郷・青森への恩返しの気持ちを込めて、演奏します」という野月さん。パワフルにして、あったかい演奏が聴けるに違いない。
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☆イベント情報☆
『背水の新』レコ発ツアー 〜青森編〜
8月12日(金) ライブハウス「キューダス・S」(十和田市)
開場 18:30 開演 19:30
※2ステージ・入れ替え無し
チケット:¥2,500(1ドリンク付き)
13日(土) ライブハウス「SUBLIME」(青森市)
開場 19:00 開演 19:30
※2ステージ・入れ替え無し
チケット:¥2,500(1ドリンク別)
予約は以下のフォームから。
http://ame-q.com/?page_id=201
詳しくは、公式サイトで。
(編集部・小畑)